【Hulu】映画「リミットレス」の感想。完全にノーマークだったけれども掘り出し物のサスペンススリラー!

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2011年公開のサイコ・サスペンススリラー。日本では話題になったような感じはありませんでしたが、公開当時のアメリカだとけっこう人気だったっぽいです。

サスペンス好きを自称しておきながらお恥ずかしながらこの作品の事は全然知らなかったのですけれども、知らなかった事を公開するほどに面白かったです。Huluに登録しているとたまにこういった隠れた名作映画がさらっと配信されていることがあるので、とてもとてもありがたいところです。Huluさん、ありがとうございます。

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あらすじ

ホームレスのような貧しい生活を送る、作家志望だが数ヶ月間ずっと一文字も筆が進まない極度のスランプに見舞われた主人公、エディ。呆れ果てた恋人にも去られ、毎日を無為に過ごすばかり。そんなとき彼は、街で偶然再会した元妻の弟から、とある“新開発された薬”であるNZTを、半ば無理やりに渡される。それは、通常時は20%しか使われていない人間の脳の機能を100%覚醒させる錠剤だった。どうせどん底の生活ならば、と薬を試したエディはその晩、一夜にて斬新な長編小説を書き上げ、それが瞬く間にベストセラーに。”リミットレス”状態となったエディの脳の活動は小説だけに留まらずギャンブル・語学・そして投資の世界にも進出し、業界に突如現れた無名の凄腕新人として、次々と巨大なチャンスを物にしていくが…。

”クスリで脳を100%覚醒させる”という、現実的にちょっとありえそうな設定が、そそりますよね。

感想

正直言って、文句なくおすすめ!です。オチが全然読めなかった!し、個人的にはとても好きな終わりかたのラストシーン!

まず最初のタイトルクレジット後の、広角カメラの映像がどんどんどんどん奥へ奥へと突き進んでいくような、神秘的なちょっとサイケなあの映像の表現を見て「お。この作品には何かを感じるな…」と期待させてくれるような、何かがありましたよね。そして自分のその感覚は、決して間違っていませんでしたよね。NZT最初の摂取時の小説を一気に書き上げるシーンで、空からアルファベットが降ってくるあの演出はとても素敵!(でもその後にあのようなNZTによる頭フル回転のイメージシーンが一切なかったのはもったいない)

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サスペンススリラーとしてはよくありがちな「ストーリーの最大の山場となるのであろうシーンが、いきなり冒頭のシーンになっている」形式のあの映画ですが、そこに辿り着くまでをほぼ映画の全編を通してただただ辿るだけのような作品とは、一味も二味も違います。まぁ、そこに辿り着くまでもかなり面白いんですけどね、それ以上に、冒頭オープニングのシーンを通り越してからがコレがまた、更におもしろいんですよ。オープニングシーンに追いつくまでは、所々エディの語り部としての解説があるのもイイ。

詳しくはぜひ作品を見てみてね!

どん底に落ちても、タダでは終わらない

ストーリーの流れ的に個人的に一番ゾクゾクきた点は、NZTの副作用にて一度どん底にまで落ちて”か〜ら〜の”、きちんと2回目のやり直しトライがある点。しかも、主人公のエディは今度はドラッグの使用方法しっかりと自制し、副作用を抑えつつその効力を最大限に活かす事に成功。無理をせずに超人的な脳の能力を使うことができるようになるのですよね。この二回転目のストーリー展開って、タイムループ系作品以外ですとなかなか珍しいのではないかな?と感じました。

わたくし、理由は分かりませんが、昔からなぜか不思議と大好きなんですよね〜こういったやり直し系ストーリー。何でなんだろ…自分でも良くわかりませんが、人がどん底の状態から改めて立ち上がる姿ってなんだか嬉しくないですか?ワクワクしませんか?「やったれ!!!」と思いませんか???

失敗を改善して、次に活かす。うん。これ、大事。

オチが見えそうで見えない展開

こういった副作用付きのスーパー・ドラッグ系の作品のオチの相場は、大体がその副作用でボロボロになって人生の階段を転げ落ちていく…みたいな感じなんですけれども、今更そう単純なオチに落ち着く訳がないですよね。サスペンス・スリラー系映画好きの人ならば映画を見つつまず考えるのは、「これ、ラストはグッドエンドなの?orバッドエンドなの?」の二択なのかなと。そしておそらく、作品を作る側としても視聴者のその心境を予め予測しつつどちらに転ぶのか読めないような二重三重の展開を重ねてくるんですけれども、この作品においてはそのグッドとバッドのどちらとも取れるような展開が何度も何度も反転する感じがとても心地よく、1回の視聴で二度も三度も美味しさを味わう事ができたような、そんな満腹感のある作品でしたなぁ。

「エディがクスリの力で超名作小説を書いて大成功→そこから転落!?」というストーリーかと思いきや作家から投資家へと転身してしまったり、序盤にて「何か大きなどんでん返しの伏線なのか!?」という雰囲気を思わせながらエディを尾行していた怪しい男が後半ではそんなに重要な役ではなかったり(最初、この人はエディの幻覚という設定かと思ってました…)、その怪しい男の追跡から逃れるために追い詰められたリンディがクスリを飲み、「これはエディとリンディの2人で、更なる成功を成し遂げる流れか!?」と思いきや、リンディはやっぱり冷静で、それ以降はクスリを飲まなかったり。遂にクスリを使いきって、「ここからバッドエンドへの道へと急降下か…?」と思いきやエディは新たにクスリを手に入れ、今度は理性を保つ使用方法を考えつつ、以前よりも更にキレッキレになったり。

常にゆらゆら揺れる橋の上を綱渡りしているような不安定さに何とも心の奥をソワソワさせられる、そんな作品でした。

ハイになった状態のエディのスタイリッシュさ

特にあの、透き通ったような蒼い目。何なんですかね…?あのエディ役のブラッドリー・クーパーの、吸い込まれるような美しい瞳は…!ストーリーとはあまり関係ありませんが、NZTによってハイになった状態の時のエディの目ヂカラが、半端なく美しいです。その前のほぼホームレスのような外見からのギャップが、更に美しいです。本気で引き込まれます。その瞳にさらにプラスしてのオールバック+スタイリッシュスーツの破壊力もまた、抜群。あの感じで更に聡明さも兼ね備えた男なんてデキる男、いや、デキ過ぎる男でしょう。2011年のピープル誌が選ぶ最もセクシーな男に選ばれたのも当然だな!という印象ですね。

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エディ役のブラッドリー・クーパー主演で話題となっていた「アメリカンスナイパー」もこれから見てみよと思います。あと、ヴァン・ルーン役のロバート・デ・ニーロも、マイ・インターンとはまた違った貫禄と緊張感のあるビジネスマン役が、痺れますね!

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【映画】「マイ・インターン」は女性よりも男性に、そして高齢者の方々にもぜひ観ていただきたい作品でした | 映画と海外ドラマと私

ドラマ版もスタート!

アメリカでは2015年の秋より「リミットレス」ドラマ版の放送スタートしており、視聴者にも大好評の為、当初予定していたシーズン1の枠が13話から22話に放送が拡大されたそうな。

好調のドラマ版『リミットレス』 第1シーズンが13から22エピソードに拡大 - シネマトゥデイ

ドラマのストーリーは映画の続編として描かれておりまして、主人公ブライアン・フィンチがNZTの力を用いつつ、FBIの事件解決に協力していくというストーリーとのこと。なんとエディ役のブラッドリー・クーパーも、映画のラストの展開通りそのまま上院議員として登場するっぽいので、これはぜひ日本にも上陸していただきたい!し、更に言えばHuluさんにていち早く配信していただきたい…!

ぜひとも今後に期待です。

ブラッドリー・クーパー主演の超話題作、「アメリカンスナイパー」も観ます。これは観ます。ってか観てないの僕だけくらいかな。みんな観てるんだろうな。

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