【映画】「ズートピア」のネタバレあり感想レビュー。想像以上に綿密なサスペンスでした。

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面白かった…何ですかこの映画…ディズニー作品だけど、ディズニー作品じゃないでしょうこの内容は…!

完全に大人向け、しかもちょっと捻くれた(?)くらいの大人にこそ見ていただきたい、そんなディープなストーリーでした。ズートピア。可愛いキャラクターたちのコミカルな動きで上手くバランスを取られていたけど、しっかりと練られた大人でも引き込まれるストーリーや、映画の醍醐味である伏線回収的な繋がるストーリー、さらには現代社会において、誰もが危機感を持ちつつもなかなか声を上げる事ができずにいる様々な問題点を端的に、そして精巧にオマージュされた社会風刺的なストーリーも至る所にばっちりと含まれていて、もう本当に大人向けの映画でした。

かわいいキャラクターを目当てに見に来た子供+一緒に見に来た大人の方が感動=大絶賛でクチコミで広げまくる。というバズ展開が容易に想像できました。そりゃ世界中で大ヒットするわけですね…

公開日からだいぶ経ってからみたので、ネット上ではいろんな人がもうありとあらゆる的確な分析感想をまとめてくださっていたのでおなか一杯でぶっちゃけもうあんまり書く事ないんですが、とりあえず僕なりの個人的な感想です。w

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コミカルでありつつ超わかりやすく現代社会を反映した世界観

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ズートピアを見て個人的に一番驚いたのがコレでした。モンスターズインクとも、ベイマックスとも、アナ雪とも異なる路線の、ディズニーのCGアニメ映画でありながらかなり本格的!?な、リアルな世界観でした。

まず冒頭のジュディのお父さんの衝撃的なセリフ。

「ジュディ。お父さんとお母さんがなぜ今、幸せなのか、分かるかい?それはね、夢を諦めたからなんだよ…!」

えええぇぇぇぇえええ!?

これ、ディズニー作品だよね!?wwwwww

って叫んでしまうところでしたよ、ホント。。。まさかの、お父さん人生諦め発言からの映画スタート。この時点で既に、これはダダのディズニー映画じゃないなーと思いましたよね。

そして続く、ニックの初登場シーン。

明らかにうさん臭さ満載でしたし実際かなりグレーな事をしていたんですけども、でもちょっとだけ見方を変えてみると、アレって法的にアリナシは別として、誰一人として損はしてないですよね…?(まぁアイスのお金を出したのはジュディだったけど)。材料を仕入れてそれを自分たちで加工して、小さいアイスのニーズがある場所でしっかりと許可を取って販売をして。まぁ税金を納めてなかったのはダメだけど、あれだけ賢かったらちゃんとした手続きでしっかり定期契約でアイスを仕入れる仕組みまで作れるやろ!って思ってしまいました。ディズニーが本気出して子供向けの資本主義とか経済の仕組みを解説する作品を作ったら、めちゃくちゃ分かりやすいんでしょうなぁ、きっと。いや~しかしとても勉強になったニックの初登場シーンでした。あれもディズニー作品では今までに見たことの無いようなリアルさでした。

その後も、出演する登場人物それぞれが超リアルに民主主義・資本主義の中でなんらかの役割を担っている風に描かれておりまして、しかもどちらかというとそれが政治とか権力とか一方ではマフィアとか、表世界にはあまり出てこないけれども誰もが気になるポイントをいちいち抑えて描かれておりまして、ホントめちゃくちゃ興奮しましたよね。正直、小さすぎる子供にはちょっと理解が難しい部分もあったかもですが、でも逆に、ズートピアを例にして、親子で少しばかり踏み込んだ話ができたりするのかも?とも思ったり。「肉食動物ばかりが凶暴になったからって、思い込みはダメよ?しっかりとその原因を自分の目で確認しようね~」みたいな。本質を追うことが大切だよ?みたいな。

いよいよ本格的に、アニメで学べる時代がきたのかもしれませぬ。

ニックの行動がいちいちイケメン

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知的な悪役って、どうしてこう魅力的なんでしょうねぇ。特にあの、謝りに来たジュディに無言でにんじんペンの録音を聞かせ返すシーン、ね。涙ながらに全力で謝るジュディに対して「その通り。あんた間違ってたよね」って言うのも違うし、かといって「全然気にしてないから!そんなのいいから!」っていうのも嘘っぽいし、重くならないように冗談を交えつつもしっかりとジュディを助ける姿勢をうまく伝えるという、キスマイBUSAIKUだったら確実にダントツ1位の返事ですよねアレは。藤ヶ谷くん超えてしまいますねアレは。イケメンすぎて、男ながら惚れそうになってしまいました。

そして、詐欺師ながらも何やかんやでイヤイヤ駄々をこねつついろいろとジュディに協力してあげちゃうところとか、持ち前の顔の広さ・人脈の広さで、どんどんと事件の核心に迫っていくところとか、海外ドラマで例えると「ホワイトカラー」のニール、もしくは「メンタリスト」のジェーンのような感じの、ニュータイプのディズニーのヒーローといった印象でしたなぁ。ニック。警察になった後のニックのずる賢い活躍も、ぜひ見てみたいですなぁ。まさにニールとかジェーンみたいに、元プロ詐欺師ならではの知見を最大限に生かして、ひょいひょい事件を解決してくれそうw

Amiちゃんの歌声がイイ


あと、本筋とはちょっと違う部分の感想なんですけど、ズートピア主題歌歌ってたのってE-girlsのAmiちゃんだったんですね。ラジオとか街中でこの主題歌が流れているのを聴いてて、「(イイ声だなこの人~歌ってるの誰だろ?)」とは思ってたけれども実際に調べることまではしていなかったので、全然知りませんでした…。E-girlsって大人数で声重ねてダンスミュージック系を歌ってるイメージしかなかったので、Amiちゃんソロでの歌声を聴くのはお恥ずかしながら初だったんですけども、歌声、めっちゃイイっすねー。女の子っぽい可愛らしい声なんですけど、ピッチやらこぶしやらはめっちゃしっかりしていて、何より歌詞の語尾の抜き方・息使いがとてもセクシー。派手めな見た目との繊細な歌い方とのギャップ(失礼)、グッときますなぁ。

〜追記〜このアニメもオススメ

Amazonプライムで見つけた『メガマインド』。日本未公開でDVDの生産も終了してるみたいなんだけど、めちゃくちゃおもろいです。よかったらぜひ。

【Amazon】『メガマインド』の感想。3DCGアニメ好きorプライム会員なら間違いなくオススメ

ズートピアトリビア集

たぶん幾つかは気づいていた人もいたと思うんですけど、映画内には他ディズニー作品のオマージュや実在のアーティスト名のパロディが、至る所に散りばめられていましたよね。1回見ただけでは全てチェックするのは難しそうなほどに。探してみたらズートピアのトリビアをまとめてくださっていたサイトがあったので、ご紹介しておきますね。改めてみると、超細かい…!

あ、個人的には大好きな名作海外ドラマ「ブレイキングバッド」のオマージュシーンが入っていたのが、最も興奮したシーンでしたなぁ。ガスマスクに黄色いビニールの実験着、しかも敵キャラの名前がウールターとジェシーって…そのまんまやん!笑

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