【映画】「シン・ゴジラ」のネタバレあり感想です〜圧倒的な絶望感とエヴァ感とリアルな現代感と〜

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見てまいりました!

これを書いている僕はといいますと、世代的には平成ゴジラシリーズのど真ん中世代でした。ゴジラvsモスラ、vsキングギドラ、vsメカゴジラ、vsビオランテ、vsデストロイアなどは、リアルタイムに映画館で見た記憶があります。フィギュアやパンフレットなんかも劇場に見に行くたびにいくつも買ってましたね〜。当時は小学校低学年くらいでしたので、ストーリーよりも完全に怪獣同士の大バトル目当てでございました。メカゴジラのメカメカした感じ、好きだったなぁ。

そんな平成ゴジラ世代の僕が20年ぶりにゴジラを映画館で見ての、ネタバレありまくりの感想です。

余談ですが、シン・ゴジラを映画館に見に来ていたおられた客層が、おそらく旧ゴジラをリアルタイムで青春時代に楽しんでおられたミドル世代の方々が多く、彼らの背中を遠目から眺めながら心の中でひとり、ほっこりしておりました。

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シン・ゴジラをのネタバレあり感想

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”ゴジラ”を軸に生まれ変わったストーリー

全体的な感想を一言で言うと。

最の高でした。

ストーリー。演出。キャスト。そして、庵野監督っぽさ。

全体的にどれもこてもバランスが取れていて、素晴らしく見応えのある作品なのではないかなと。

ちなみに、僕の記憶にある平成ゴジラシリーズ作品はというと、「どんどんと迫り来る危険な怪獣vsゴジラ(+自衛隊)」というシーンが多く、映像の割合も、ゴジラと各怪獣の特撮バトルシーンが割と多くを占めていたような記憶が(当時はそこに興味が深かったので、自分が覚えているのがバトルシーンばかりなのかもです)。

しかし、今回のシン・ゴジラは、旧ゴジラ作品を良い意味で、更には期待以上のインパクトで裏切ってくれたのではないかなと思いました。さすが庵野監督。

ストーリー的にはまさに現代、今、この瞬間にゴジラが初めて出現したら、日本はどうなるのか?国民は、人々はどんな反応をするのか?ネットやSNSではどんな話題が飛び交うのか?という部分をかなりリアルに、そしてテンポよく描かれている内容だったと思います。また、その内容を楽しむ切り口も様々に用意されていた感じがしまして。例えば、20年前にゴジラや特撮映画に大ハマりしていた世代に向けては、進化した特撮技術+CGに加え、あの頃から20年を経て、自らが政府や官僚のひとりとなった視点からゴジラにどう対処すべきか?を考えさせられるような視点を、そして今回ゴジラを初めて見る方々に対しては最先端の特撮やCG、実力派キャストの方々の魅力を入り口として、ゴジラを楽しむという視点を、そして庵野監督という括りからゴジラを見た人に対しては、エヴァンゲリオンへの数々のオマージュとしての視点を、というような、様々な部分にて抜群のバランスを持った作品となっていたのかなと。

庵野監督が思う、今の日本のリアル

大災害時でも会議・会議・会議の連続となってなかなか何も進まない状況や、現場の連絡を受けて何人もの中間管理職を渡りようやくトップに情報が伝わるもどかしいホウレンソウの仕組みなど、今の日本らしいといえば日本らしい様々な描写も去ることながら、中でも個人的にかなりリアルだなぁと思ったシーンが一つありまして。

それは、最初にゴジラが上陸してすぐに海に帰っていった後、被害を受けることのなかった地域の人々はさも何事もなかったように、のどかな日常を切り取った数シーン。加えて、かなりの危機的状況にも関わらず、携帯電話を片手にゴジラを撮影する人々の後ろ姿。昔のゴジラ作品ですと、こんなミーハーな一般市民って、一切出てこなかったような気がするんですよね。カメラ片手に遠くから撮影に勤しむ人々のリアルな背中を見て感じることは、誰もがきっと感じている、危機への当事者意識の薄さというか、話題性・拡散性・刺激性のあるニュースへの欲求というか。良い悪いという事を言いたいわけでは決してないのですが、このシーンが一つ挟まれていることで、一気に今、まさにゴジラが東京湾に現れたかのようなリアルさを身近に感じたため、この辺りの庵野監督のセンスって凄いなぁと感じた次第でございました。

あと、これはストーリー主軸とはあまり関係ないかもなんですけど、川崎〜品川近辺の街やビルがあそこまでリアルにめっっっちゃくちゃに崩壊する特撮とCGに、ただただ「…凄ぇ…」の一言でした。そして、「無人在来線爆弾」にワクワクしました。あれ、鉄道会社さん各社がしっかり許可出したんだろうな。日本の鉄道は、やはり凄い。

進化する!絶望的に強いゴジラ

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そして今回のゴジラ、なんと一気に4回も進化しましたね。しかもめちゃくちゃデカくて硬くて、更には口から吐いたのは放射熱線というかもはや、地平線まで破壊し尽くす巨神兵のレーザービームレベルでした。圧倒的、絶望感。

しかし、今作内にて初めてゴジラがスクリーン内に現れたあのシーンでは、あまりにも僕らの想像の斜め上を行くブサイクなスタイルと知能が低そう(?)な顔に、思わず「えっっ….?」と思ってしまったのは、きっと僕だけではないのかなと。あれはゴジラじゃなくて、きっと敵キャラにあたる別の怪獣なのかな?と思ってしまいましたよね。まさかあの子があんなにしっかりとしたゴジラに進化するとはビツクリ。w しかし、アップのシーンのゴジラの皮膚などはけっこうな禍々しさグロさをまとっておりまして、大田区あたりを歩行途中に体内からこぼれ落ちる血?内臓?肉片?のシーンなどは、思わず画面からちょっと顔を背けたくなってしまったほどのリアルさでした。

旧シリーズのゴジラも少しずつ進化していた気がしますが、今回のゴジラの進化スピードと強靭さはまた次元が違う感じでしたなぁ。まさに、最強かつ最恐。そして、体内が青紫色に光ってから一気に放たれる放射熱線の絶望的な破壊力は旧作の比ではなく、ただただ圧巻でした。(あーこれは日本終わったなー)と、画面を見つつ一人放心状態。しかも背中からもあんな形で空に向けて放出できるって、ゴジラたん凄すぎ。放出しきった後には再充電に何日間も沈黙するとは、まさにラミエルかいという感じで。いつネルフに全権を移管して初号機が発進するのかな!?と、ワクワクしたなぁ、もう…!(出ません)

エヴァンゲリオンっぽいカット割りとカメラワークとBGMと構図と

あとやっぱりコレですね。

エヴァを知っていて更にシンゴジラを見た方にはきっと言わずもがななのですが、遠近法をこれでもかというほどに散りばめたアングルだったり、ズラッと整列する人や机やコピー機だったり、切り替えの早いカット割り、正面ど真ん中からの顔のアップシーン、場面が飛ぶ際に挿入される「中略」などの一言テロップ、ニュースシーンの挿入やTwitter・ニコ動画面など、現代らしい描写によるリアリティ表現、長ったらしい専門用語的なセリフが多かったり、画面内に常に場所を示す明朝体テロップが挿入されるなどなど、もはやどれもこれもがエヴァンゲリオンを彷彿とさせる演出のオンパレード。非常に胸アツでしたね〜。

あと、いろんなシーンの構図がエヴァに重なってたりしましたね。

ゴジラが第2形態になって立ちあがったシーンは初号機の暴走シーンのようであったり、夜の街に青白い光を帯びながら佇むゴジラは、暴走後に炎の中から歩いてくる初号機のあのシーンのようであったり。

そしてなんと言っても、エヴァンゲリオンの作戦シーンでお馴染みのBGM「Decisive Battle」

このBGMが流れた瞬間のワクワク感・キタコレ感、たまらなかったですね〜。しかも作中で何度も何度もこのBGMが流れるんですけど、シーンの印象に合わせて、アレンジが変わる変わる。長谷川さんの立案したゴジラ冷却案が始動し始めたシーン時の、エレキギターサウンドを加えたverはワイルドでアゲアゲな感じに、そして石原さとみさんが核爆弾投下を延期させた後のシーンでのアレンジverは弦サウンドをプラスしておしゃれな感じになるなど、おなじみのBGMも様々な雰囲気に変化。使い回しますねェ(好き)。

ちょい役も超豪華なキャスト

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キャスト。豪華でしたね〜みなさん数秒間のみの出演シーンにも関わらず、有名な方々のオンパレードで。

個人的には、文部科学省官僚を演じていた高橋一生さん。いいキャラでしたなぁ〜。ああいうちょっと捻くれてるけれども中身は素直でオタクっぽいお偉い科学者さん、本当にいそうですもん。w

あと、石原さとみさんの立ち位置はやっぱり、エヴァでいうアスカ的な感じなんでしょうかね。米国大統領特使っていうエリートっぽさと英語を織り交ぜながらの会話と自信家な感じのキャラ、ね。

まとめ

邦画を映画館で見たのは何年ぶりだっただろう…?考えてみると、「黄泉がえり」以来くらいかもしれませぬ。でもシン・ゴジラに関しては、映画館で見て大正解だったと思います。

では、庵野監督。シン・エヴァも、何卒どうぞ、よろしくお願いいたします…!

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